着物の道具
さくら
帯〆
最後の仕上げ
着物を着るときに最後に帯〆を使います。「使う」と書いたのは、先日、帯〆は飾りではなく道具であることを実感したからです。こんな色もいいかなと見た目だけで帯揚げとセットになっているものを安く購入したのですが、実際に使ってみたら締めにくいのです。着物を着慣れていらっしゃる方は問題ないのかもしれないですが、着物をしょっちゅう着ているわけでも、着付けを習ったわけでもなくて、たいして上手に着られないへなちょこな腕前のため、影響が大きかったようです。
松山好成さん
その後反省して、よいものを買おうと探すともなく探していて、偶然出会ったのが伝統工芸士の松山好成さんの帯〆でした。見た目も気に入って買いましたが、締めた時の感触の違いで、やはり帯〆は装飾であり、また「道具」なのだと再認識しました。
伊賀の組みひも
松山さんは伊賀の組みひもの伝統工芸士でいらっしゃいます。伊賀といえば忍者、というと単純さがばれてしまいますが、春になると食べたい、お客様にお出ししたいお菓子もあります。さまざま桜、機会があればお試しください。鳥羽や伊勢で探したことがあるのですが、販売されておらず、お店の人でご存じの方もいらっしゃいませんでした。わざわざ伊賀まで行って、思い設けて食べるものかもしれません。(ネット販売はされているようです)
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