旅行プランー伊勢・鳥羽 <三重>
さくら
sakura-さくら
利休の命日(近くの日)に茶室の床に利休の軸をかけ、その前に菓子とお花をお供えします。そのあとお茶を点ててこちらもお供えします。なぜかこのお茶は茶筅で混ぜず、お湯の上に抹茶を入れたそのままです。味はなんとなく抹茶風味のお湯と沈んだ抹茶なので、正直おいしそうには思えないのですが、香りは立ちます。
この時のお花は必ず菜の花です。悲しみを表す色でなく黄色い花なので、明るい雰囲気になります。菜の花はよく黄色い絨毯の様に河原一面に咲いていますが、ちょうどその時に入手できるとは限りません。最近は八百屋さんに売っているので、それを使ったりしています。咲かせてしまっているので、残念ながら降ろした後にもともと八百屋さんで売っていた時の食べる、という目的を果たすことはできません。
春の花の多い時期、一つの花入れを使って、それぞれ思い思いに順番に花を生ける稽古があります。家でもできる楽しい遊びですね。